低用量ピルはデリヘル嬢の味方。リスクも知って正しく使う

風俗嬢と生理休暇は切っても切り離せない関係

 デリヘルに限らず、風俗で働いている女性にとって「生理休暇」は切っても切り離せない関係ですよね。毎月、生理が来るというのは、とても自然なことであり、健康であるという証です。だけど、予期していないタイミングで生理になってしまって困った経験もあるのではないでしょうか。

先日、Twitterで簡単なアンケートを実施しました。

 風俗業界で働く女性に「ピル」を使ったことがあるかという内容です。年齢や職種など詳細は聞いていないのでとても大きなくくりの中ではありますが、7日間で150名の方に協力していただいた結果です。

 半数以上は現在もピルを使用しているということでしたが、「使っていない」という回答が14%あるのも気になるところです。風俗で働く女性に、どうしてピルを勧めるのか。

 副作用などのリスクも含め、紹介していきます。

薬なのだから、リスクがあるのは当然

 まずは、ピルを服用するメリットから紹介していきます。

  • 生理日を調整できる(生理周期のコントロール)
  • 生理痛の緩和
  • PMSの緩和
  • 生理前のニキビがの改善
  • 経血量を減らすことができる
  • 排卵を抑え、子宮を休ませることができる
  • ホルモンバランスを整えることができる
  • 避妊
  • 膣からの菌の感染を予防できる

 婦人科医の先生も

と質問箱で回答しています。ピルは避妊だけを目的としておらず、生理周期の調整ができるため、出稼ぎのタイミングにあわせて生理を調整することもできます。もちろん、生理周期を調整しているので、指名を受けた日に生理が来てしまった……!ということも避けることができます。

 次に、デメリット。ピルを服用するリスクについて紹介します。

  • 頭痛
  • 吐き気
  • むくみ
  • 脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まる(血栓症)
  • 乳がん、子宮頸がんのリスクが高まる
  • 病院で処方されないケースもある

 ピルの副作用でよく言われるのは「頭痛」や「吐き気」「むくみ」です。この症状については個人差があり、ひどく重たい症状になる人もいれば、軽度な人もいます。血管の中で血液が固まり、血管に栓をしてしまう「血栓症」は、ピルを服用することで発症する確率が通常よりも2~3倍になりますが、30歳女性であれば、2万人に1人しか発症しません。

 けれど、家族に「脳梗塞」や「心筋梗塞」など血栓症を発症している人がいる場合や、同様に乳がん、子宮頸がんを発症している家族がいる場合は、ピルを処方してもらえないというケースもあります。その他に、喫煙の習慣がある人や、血圧の高い人、メタボに引っかかってしまう体形の人は、ピルを処方する前に、検査通院を求められることもあります。心配であれば、病院で検査や相談ができるので不安な気持ちを打ち明けることができるので相談してみましょう。

 ちなみに、かつてピルを服用すると「太る」と言われていましたが、現在主に処方されている低用量ピルの服用で体重の増減はせいぜい1~2キロ程度。これも体内のホルモンバランスの変化によるものなので、3か月程度、服用し続ければ服用前の体重に戻ることもあります。

 想像している以上に副作用は少なく、メリットのほうが大きいピル。しかし、日本では、服用している女性は少なく、世界の中でも圧倒的に「ピル後進国」なのです。

「風俗嬢だから」ではなく、「女性だから」

 ピルを服用することに対して、「恥ずかしさ」など感じる必要はありません。

 先にも紹介した通り、ピルはホルモンバランスを整え、生理痛はPMSを軽減する作用があります。あわせてニキビなど肌荒れの改善もできるので、美容を目的としてピルを服用している女性もいます。ピルを飲んでいるからといって、全員が全員「避妊」を目的にしているわけではないのです。

 「風俗嬢だから」ピルの服用を勧めているのではなく、「女性だから」ピルの服用を前向きに検討してほしいのです。

 生理周期のコントロールができれば、出稼ぎに行ったのに生理で全然稼げなかった……ということも、指名が入ったのに生理休暇を取らざるを得なかった……なんてことを避けることができ、女性はもちろん、店舗としても急なキャンセルなどを減らすことができ、お互いにストレスなく働くことができます。風俗嬢とピルの相性は、そういった観点からも抜群なのです。

 また、ピルを服用していても、妊娠は可能です。

 実際に元女子サッカー日本代表の澤穂希さんは、サッカーのためにピルを服用していたとインタビューでも答えています。そして、現役引退後、妊娠・出産を経験しています。

穂希さん、現役時代から「いつかは出産」見すえて“準備” 

 風俗卒業後も、自分の生活スタイルに合わせて服用を続けたり、服用を中止することは可能です。(ただし、飲んだり飲まなかったりを繰り返すのはNG。必ず病院で相談してください)

 最後にピルはサプリメントやビタミン剤ではなく、「薬」です。病院へ行き、処方してもらわなければ手に入れることはできませんし、副作用があるのが当然です。そして、正しく飲めば避妊効果は高まります。だからと言って、コンドームをつけずに性交すると、性感染症の感染リスクは高まるので、コンドームの着用は忘れないでくださいね。

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