相次ぐ被害…盗撮からコンパニオンを守るには??

 盗撮被害が相次いでいます。さまざまな対策など各店舗にてとっているかと思います。

 が、コンパニオンさん任せにしていませんか?

 盗撮被害に遭わないために、盗撮の罰則や店舗側からできる注意喚起方法などを紹介していきます。

ちょっとややこしい「盗撮」定義

「興奮したかった」女性のスカートを盗撮した容疑で49歳医師を逮捕

宮城県石巻市内のスーパーで、女性のスカートの中を盗撮したとして、49歳の医師が逮捕・送検された。

(中略)

 調べに対し、「盗撮で興奮したかった」「間違いありません」などと容疑を認めているという。また、「他にもやった」という趣旨の供述もしているということで、警察が余罪についても慎重に調べる方針。

 盗撮で逮捕されるという事案は、このケースにとどまらず日々全国各地で起きている事件です。が、「盗撮」は撮影場所や撮影対象などによって成立する罪名や処罰に違いがあるということはご存知でしょうか。

 主な「盗撮」を規制する法律や条例は以下です。
(1)迷惑防止条例違反
 盗撮や痴漢などの迷惑行為全般を規制する。各都道府県によって、内容などがやや異なる

(2)軽犯罪法違反
 人が服を着ていない場所での盗撮が対象となり、軽犯罪法の文言上「のぞき見」行為としてあるが、温泉などで撮影をする「盗撮」も禁止事項に当てはまる

 先に紹介した石巻の盗撮に関しては、「下着や身体を撮影する行為」「盗撮目的でカメラなどを向けたり設置したりする行為」に当てはまるため(1)の迷惑防止条例違反となります。
 そして、デリヘル店舗で起きる盗撮はいずれも(1)の迷惑防止条例違反に該当します。「盗撮」を罰する条例や法律は調べると他にも出てきますが、デリヘルで起こる「盗撮」事件という観点から紹介します。

【東京都】
・盗撮目的でカメラなどを設置したり差し向けたりした場合
 → 6か月以下の懲役または50万円以下の罰金
・盗撮目的でカメラなどを設置したり差し向けたりする行為が常習の場合
 → 1年以下の懲役または100万円以下の罰金

【神奈川県】
・盗撮目的での撮影、カメラなどを設置、差し向けたりした場合
 → 1年以下の懲役または100万円以下の罰金
・盗撮目的での撮影、カメラなどを設置、差し向けたりする行為が常習の場合
 → 2年以下の懲役または100万円以下の罰金

 盗撮用の小型カメラを用いた場合の罰則例です。「条例」は各都道府県によって異なるので、東京都と神奈川県でも少し内容が違ってきます。
 営業所のある地域の迷惑防止条例は確認しておくことをおすすめします。

 (2)軽犯罪法違反となる「盗撮」は、「正当な理由がなく、人の住居や浴場、更衣室、便所その他人が通常衣服をつけないでいる場所で盗撮を行う」ことが対象となり、公衆トイレにカメラを設置して行う「盗撮」は軽犯罪法違反にあたりますが、デリヘルでの盗撮事案には該当しないので、今回は割愛しました。

未然に防ぐためにも「怪しいな」と思ったらすぐ電話

 Twitterでも様々な盗撮被害の情報が出回っています。

 店舗側からは、ホテルやお客様の自宅の様子をチェックすることはできません。そのため、もし盗撮が行われたとしても、コンパニオンさんが盗撮を見抜けるか否かが必要になってきます。

  • 部屋に入った途端、挙動不審になる
  • ベッドで座る位置や体位など細かく指定する
  • 服を脱がせようとすると拒否する
  • 不自然な位置にカバンを置く
  • カバンなど荷物に触れると怒る
  • 部屋を暗くすることを拒む
  • ブランドがわからない無機質なボールペン、ライター、車のキーがある
  • 赤いランプが見えた
  • とにかく挙動不審

 以上は、Twitterなどで報告されている情報からピックアップしたものです。

 盗撮用カメラは、メガネ、ライター、USB、車のキー、ボールペン、腕時計、メガネ、ハンバー、モバイルバッテリー、ACアダプター、消しゴム、火災報知器など様々な種類が流通しているため、発見するのが難しい場合もあります。

 が、少しでも「怪しいな?」という行動が見受けられたらすぐに店舗に連絡する、または「盗撮されている」場合の合言葉を決めておくなど、盗撮を未然に防ぐ対策は必要です。

 盗撮しているのが明らかな場合でも、2人きりの状態で「盗撮してますよね?」などと問い詰めてしまうと、暴力を振るわれたり、証拠となるデータをけされてしまうなど危険な状態になる可能性があるため、スタッフが到着するまで待ってもらうようにすることも、伝えておくとさらに良いでしょう。

 警察を呼ぶまたは、その場で示談にするなどは、その時々盗撮をした相手との話し合いで決めていくので、その際に決して大きな声を出したり脅すような言動はしないように、冷静に淡々と話しをすることを心がけてください。大きな声を出したり、脅すような言動があると、逆に「恐喝罪」として店舗側が罪に問われてしまいます。

 「自分の身は自分で守る」ことも大切ですが、「店舗全体で盗撮は許さない」という姿勢をとることができれば、コンパニオンさんからの信頼は高まります。

 安心して働ける店舗作りのポイントとして、トラブル対応を繁忙期を迎える前にもう一度、スタッフ全員と確認してみてはいかがでしょうか。

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