【集中連載:インボイス制度と風俗経営】①インボイス制度とはいったい何なのか?

 日刊デリヘル経営編集部zakiです。私たち風俗業界にとって非常に大きな影響がある消費税の「インボイス制度」導入。一般社団法人ホワイトハンズ坂爪代表、弊社オーナー、江口もTwitterで警鐘を鳴らしています。

インボイス制度、マイナンバーや東京五輪よりもはるかに業界に与える負の影響が大きいので、業界全体で勉強&対策&政策提言していかないと、かなりヤバイことになるのでは、と思います。

スカウトバックがコストにたんまり乗っかっていて、これからのスタッフの人件費・福利厚生費上昇や広告サイトの激しい値上げに、インボイスがらみの増税が加わると、デリヘルはもう利益出せなくなります。

 消費増税に関しての関心は非常に高く、みなさん対策を立てていると思われます。しかしその4年後、2023年にやってくる「インボイス制度」の導入のほうが消費増税以上に業界を直撃する非常に大きなインパクトがある税制改正なんですが、なかなか理解が進んでいないというのが現状ではないでしょうか。このインボイス制度に関して集中連載し、業界経営者・スタッフさんと問題の共有をしていきたいと思います。

【「インボイス制度」って何なの?】

 2019年10月、消費税率が現行の8%から10%に引き上げられる見込みとなっています。この消費税率の引き上げと共に導入されるのが「軽減税率」です。

 この軽減税率は「低所得者に経済的な配慮をする」という目的の為、生活するうえで必須となる食品などの税率を据え置きし8%の消費税率のまま運用するものです。ですから、2019年10月からは、10%消費税と8%消費税が混在することになります。この為、軽減税率は複数税率とも呼ばれます。

 私たち風俗業界に関しては、軽減税率に該当する項目はほとんど存在しません。ですから「消費税が上がって大変だけど、それ以外はあんまり、うちらの業界には関係ないねー」という声もあちらこちらから聞こえてきますが、これは大変な間違いです。

 今回の軽減税率導入とセットで導入される予定の「インボイス制度」。これが実施されると廃業する風俗店が続出するかもしれないほどの非常に大きな税負担があるんです。

【複数の税率があるということは・・・】

 インボイス制度の説明の前に、「軽減税率」がどういうものなのかを理解することが重要です。

 軽減税率が導入されると、10%と8%の消費税の商品が混在することになります。では、帳簿上で複数の消費税を記載する場合はどのようにするのでしょうか?この商品は確かに8%の税率の商品ですよ、この商品は10%消費税ですよ、という「請求書」が必要です。

この商品ごとに消費税率や消費税額が記載された請求書のことを「適格請求書」と呼びます。この「適格請求書」をインボイスと呼びます。

インボイスとは= 商品名やその商品の金額だけでなく、商品ごとの消費税率や消費税額を記した請求書。

【なぜインボイス制度の導入で風俗業界に影響があるのか?】

 複数の消費税が存在するため、商品ごとの消費税・消費額を記載した「適格請求書=インボイス」が必要なことは、ご理解いただけたかと思います。

 そして「インボイス制度」とは、課税事業者が発行するインボイス(請求書や納品書)に記載された税額のみを控除することができる、「仕入税額控除」の方式のことです。

 では、なぜこの「インボイス制度 」が導入されると、風俗業界に影響が出るのか?

 それは、「適格請求書」を交付できるのは税務署から登録を受けた課税事業者に限られ、免税事業者はインボイスを交付することができないからです。

 風俗経営で最も大きい支払いは「お店で働く女性への報酬」でしょう。この報酬にももちろん消費税は掛かります。そして、多くのお店で働く女性は消費税を納めていない免税業者であると思われます。

 消費税では、その課税期間に係る基準期間における課税売上高が1,000万円以下の事業者は、納税の義務が免除されます。(国税庁HPより)

 お店で働く女性が免税業者であること(=課税期間内で課税売上高が1000万を超えなければ消費税を免除される)は、脱法行為でも、脱税行為でもありません。しかし、「インボイス制度」が導入されると免税業者は「インボイス」を発行することができません。

 すると何が起こるのか?

 2023年に段階的に導入される「インボイス制度」では、「適格請求書=インボイス」がないと、消費税の控除を受けることができません。

 平たく言うと、インボイス制度が導入されると「お店は女性に払っている消費税を控除できない」。つまり「女性が本来払うべき消費税をお店が代わりに払わなくならなくてはならなくなる」のです。

 シュミレーションでは、お店の消費税負担額が現状の2倍以上になる、という試算もあるんです。

 次回は、この消費税の控除について考察していきます。

 日刊デリヘル経営編集部zakiです。前回の記事でインボイス制度が導入されるとお店の消費税負担額が現状の2倍以上になるという試算があるこ...

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