【集中連載:インボイス制度と風俗経営】③具体例で考えるインボイス制度導入によるお店負担

 日刊デリヘル経営編集部zaki前回です。前回、インボイス制度の導入によって「お店で働く女性(免税業者の場合)への報酬に掛かる消費税」が控除されなくなることについて解説しました。

 日刊デリヘル経営編集部zakiです。前回の記事でインボイス制度が導入されるとお店の消費税負担額が現状の2倍以上になるという試算があるこ...

 今回は、具体的なシュミレーションでお店負担がどの程度増加するのかを見ていきます。

【とある風俗店の消費税負担シュミレーション】

 とある架空のお店を設定してみます。

とある風俗店 日平均10本、30日で300本の売り上げ
平均単価は18000円(消費税込み)
女性とお店の配分が(6:4)10800円、7200円

 日に平均10本制約する風俗店で消費税シュミレーションをしてみます。

 月300本で平均単価は18,000円ですので、月商は540万円です。当然、経費である「事務所費用」「広告費用」などにも消費税は発生しますが、簡易に計算をするために無視します。

 女性とお店の配分が6:4なので

女性への報酬 10,800円×300本=324万円( そのうち消費税10%相当額  324,000円
店落とし 7,200円×300本=216万円( そのうち消費税10%相当額  216,000円

となります。

【 請求書等保存方式 による消費税計算】

 それでは、現状の「請求書等保存方式」でこのお店が納付すべき消費税額を計算してみます。

お店の売り上げ(540万)に掛かる消費税( 540,000円 )ー掛かった経費に掛かる消費税( 324,000円 )=お店が納付する消費税(216,000円)

 月額約20万円ほどになります。(実際には事務所費用や広告費などの消費税も控除対象なのでもう少し低い金額になります。)

【インボイス方式による消費税計算】

 次に、インボイス方式で計算してみます。女性への報酬に関して全てインボイスを発行されないとすると・・・

お店の売り上げに掛かる消費税( 540,000円 )ー掛かった経費に掛かる消費税( 0円 )=お店が納付する消費税( 540,000 円)

 「お店で働く女性」が本来、支払うべき消費税をお店が代わりに支払わなくてはならなくなるので、【請求書等保存方式】では20万円弱だった消費税額が、【インボイス方式】では50万強と2倍以上の税負担となります。

 1年間、女性報酬分の消費税をお店がすべて負担するとなると、

324,000円×12ヶ月=年間3,888,000円 

 この規模の風俗店ですと、年間約380万の消費税を女性の代わりにお店が支払う必要があるんです。単純計算で、社員一人の雇用費用分の負担増があることがわかります。かなりの負担であることがご理解いただけたと思います。

 しかし、このインボイス制度の導入には、移行期間があります。次回は、この移行期間の消費税負担の変遷を見ていきます。

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