これからデリヘルを始めようとする方へ こんな人はデリヘル経営に失敗する!?前編

鈴木浩e4u株式会社代表取締役 鈴木浩
「多くのお店をオープンしてきましたが、多くのお店が閉じるのにも関わってきました。業界経験15年の業務の中で培った風俗マーケティングのお話をさせて頂きたいと思います。」

 順調に売り上げを伸ばしていたデリヘル店が、ささいな出来事をきっかけに経営が傾くことがよくあります。いくつか代表的な事例がありますので、本日はデリヘル経営者が犯しがちな失敗について簡単にまとめてみたいと思います。

「女性で失敗」女性と遊びたいならデリヘル経営者ではなく、プロの客を目指してください。

 自ら経営していたデリヘル店を数年前に譲渡、現在は業界を引退されているある方にお話を聞く機会がありました。その方によると「いろんな事業を手掛けてきたけれど、デリヘルが一番儲かった」そうで、現在は悠々自適な生活を送られているのだとか。大好きだったという風俗をビジネスにすることは「仕事にすると面白くなくなる」というご自身の性格上、「本当はやりたくなかった」そうですが、営業をはじめてからは「とにかく稼ぐことに徹した」そうで、その結果引退する頃にはかなりの蓄財が出来たそうです。

 その方が自慢げに語ったことが、デリヘルを経営していた十数年間「決して在籍女性に手を出さなかった」という話。これかなり重要です。

 他店から移籍してくる女性を面接していると、聞いてもいないのに以前いたお店のオーナーやスタッフとコンパニオンの女性が男女の関係を持っているという話をする子がときどきいます。前のお店に相当不満があるようでいろいろと教えてくれるわけです。彼女たちの話をそのまま鵜呑みにはしませんが、気になってしばらくその店を観察していると次第に在籍女性が少なくなり、出勤が減り、その中の何名かは自分のお店に流れてきて、やがて情報サイトから広告が消え、一か月後にはホームページが無くなって…。

 色恋管理という言葉で正当化されがちなスタッフとコンパニオンの関係。つまり惚れた弱みに付け込み働かせようとするわけですがコンパニオン側から見た時、その行為がどのように見えているのかを考えてほしいです。もちろん全員を色恋管理できるわけではありません(そういう特異体質の方もいるかもしれませんが…)。

 大半の女性はお金を稼ぐために(稼ぎたい理由は様々ですが)入店しています。オーナーやスタッフに特別扱いされて、そんな関係になっている女性と一緒に働く気になるでしょうか?ほとんどの女性は嫌になって辞めていくのではないでしょうか。下心からデリヘル経営を始めようと考えている人はあきらめた方がよいでしょう。女性と遊びたいならデリヘル経営者ではなく、プロの客を目指してください。

「スタッフで失敗」お店を任せるのは、まだ早いんじゃいんじゃないですか?

 デリヘル経営がある程度軌道に乗り、お店の規模が大きくなっていくと管理すべき女性も増え、お客様も増えると当然人手が不足します。自分だけだとしんどいからスタッフを採用するということになると思いますが、どのような役割を誰に与えるのかというのは重要なポイントになります。自分も現場に出ている間はまだよいのですが、手持ちのお金が増えると誰かに店を任せて集金だけやって、余った時間で自分の好きな事を…なんて甘い誘惑にかられますが、要注意です。

case1

店長が売り上げをごまかしていた

 デリヘルは現金商売です。クレジットカード決済をするケースもありますが全体の1割程度。ほとんどのお客様が現金で支払いをします。現金で支払いをしている以上売り上げをごまかすのは簡単です。単純な方法としてはオーダー伝票と精算受領書の金額を書き換えるだけ。

 お店の経営を任せっきりにしてしまい現場の状況を把握していない場合、怪しいなと思っても在籍女性や他のスタッフと口裏を合わせられてしまえば証拠をつかむことはできないでしょう。最終的にはお客様に確認するということもできなくはないですが、信用を失うだけです。一番多いのは現場を任せていた店長がお金を抜いているケースです。なぜなら最終的な売上の確認ができる立場にあるためです。店を別の人間に任せようとするのであれば信頼に足る人物なのかを見極める必要があります。

case2

店長が在籍女性を引き連れ独立

 儲かってくるとお店の経営を店長に任せて、自分は他のことをやってみようと考える経営者が増えてきます。経営者がお店に出る時間が少なくなると危険です。あるケースでは信頼できると思っていた店長が在籍女性に声をかけて集団で退店。経営者が気付いたころには近隣に元店長がお店を作り、人気の女性の大半が引き抜かれていたということがありました。スタッフや在籍女性とのコミュニケーションが不足し信頼関係が希薄になると引き抜き工作がなされていることに気付かないままでしょう。

 別のお店では店長がオーナーに内緒で自らが経営するデリヘル店舗の届出をし、そのことを隠したまま勤務し続け、自分が雇われているお店のコンパニオンを自店にかけもちで在籍させ仕事をとっていたというケースもあります。オーナーは現場を不在にしており、店長以外にもう一人スタッフがいましたが、ドライバーとして外出していることが多かったため誰も気づかなかったそうです。

 またあるお店では在籍していたコンパニオン主導で引き抜き・独立工作が行われていたケースもあります。コンパニオンが金主となりお金で釣ったスタッフに指示をして、計78名の女性が引き抜かれたそうです。このような引き抜き行為を防ぐには、大きなお店であればある特定の個人に大きな裁量を持たせることを避け、とくに女性管理などについてはお店全体で対応すること、個人対個人の関係にならないようにしなければなりません。小さな個人商店であればオーナーが現場から目を離さないことが必要です。簡単にお店を任せようとしてはいけません。

人気セミナー情報

行政書士は見た!間違いだらけのメンズエステ経営

シェアする