集団待機はお嫌いですか?~メリット・デメリットを考える~

 個室待機が主流になっていますが、まだまだ集団待機を行っている店舗は多くあります。

 できることなら「待機」の時間は短い方が望ましいですが、集団待機についてのメリット・デメリットについて考えてみました。

コミュニケーションとマナーが身につく

 まずは、集団待機のメリットから考えていきます。

 当たり前のことですが、コンパニオン同士のコミュニケーションが活発になります。そのため、業界未経験や経験が浅いコンパニオンが、先輩コンパニオンから、困った時の対応方法を教わったり、業界マナーを身に着けることができます。
 内勤スタッフやドライバーではカバーできない部分を網羅することができるという点が、集団待機の最大のメリットなのではないでしょうか。
 入店直後に講習を行ったとしても、実際のお客様を相手にするのとでは、勝手が違いうまくいかないことがあって当然です。「大柄なお客様の対応方法」や、「ちょっと困ったお客様との意思疎通方法」など、内勤スタッフからのアドバイスよりも、実際にお客様と向き合っている先輩コンパニオンの言葉が響くこともあります。そういった面では、待機中のちょっとしたおしゃべりが仕事のスキルアップに繋がっていくことを体感できます。
 また、内勤スタッフにはなかなか相談できない……と感じている新人コンパニオンも、待機室で顔を合わせる先輩コンパニオンにだったら相談できる!というケースもあります。コンパニオン同士のコミュニティが広がり、仕事に対する知識やスキル、モチベーション維持もできるようになれば、集団待機にはメリットしかありません。

 しかし、そう上手くいかないのが社会というものです。次は集団待機における懸念点についてまとめていきます。

退店に繋がる悪循環が生まれやすい

 では、集団待機における懸念点について考えていきましょう。

 3人寄れば「社会」ができると言われるように、集団待機はスタッフの目の届かないところでコンパニオン同士の「社会」がいつの間にか出来上がってしまうもの。
 集団待機において、よく耳にするトラブルは「ボス」の存在
 集団待機にしたらコンパニオン同士仲良くなって店舗の雰囲気が明るくなった!と喜んだのも束の間……時間が経過すれば、コンパニオンの中でも力関係が生まれてきます。座る位置や、使うクッションなどすべてにおいて決まりができてしまい、仕事から戻ってきてもリラックスすることもできない場所になってしまいます。待機時間まで誰かに気を遣いたくないという部分がコンパニオンさん側の集団待機における懸念点です。

 スタッフ側の懸念点は、複数お茶を引いているコンパニオンがいる中で「お仕事です」と声をかけることに対して心理的負担を感じること。声をかける側も声をかけられた側にもなにも落ち度はないものの、その場の空気がピリっとするのは想像できますよね。個室待機の場合でも、周囲の声が聞こえる環境であれば配慮する必要がありますが、集団待機の場合は目にも見えてしまうため余計にピリピリしやすく、コンパニオンさんとの必要なコミュニケーションさえ、気後れするようになってしまいます。

 そして、コンパニオン同士が結託し、「ここのお店よりあっちのお店の方が稼げる」などの情報が流れ、大量退店に繋がるというトラブルも発生するリスクが高まります。“思うように稼げないな……”と感じているコンパニオンさんは、「ここよりも稼げるよ」という言葉に弱いです。その言葉につられて退店されてしまう前に、再プロデュースなど店舗ができる対応をしていくことをおすすめします。
 集団待機で仲良くなったことをきっかけに、お金や身分証の貸し借りを行ったりと、さらに大きなトラブルに発展したり、退店に繋がる悪循環が生まれやすくなってしまいます。

簡易的なものでもいいから一人になれる空間を

 事務所に広さなどさまざまな問題はあるかと思いますが、個室待機を推奨します。

 完全な個室ではなく、テレビやパソコンを全室に置く必要もありません。パーテーションで空間を区切るだけで十分です。出勤をしてきて、仕事から戻ってきて、本名と源氏名の切り替えができる空間を確保することがポイントです。周りの目を気にすることなく、リラックスし、次の仕事に備える。社会人として必要なONとOFFの切り替えをするのに個室待機は適しているのです。
 ただ、個室待機となるとずっと1人でいるため、「今日、お茶引いちゃうんじゃないかな……」など不安な気持ちになってしまうコンパニオンさんもいます。定期的に個室へ声掛けに行くなど、コンパニオンさんが不安にならないためのケアも忘れずに。

 集団待機だけでなく、個室待機にもメリット・デメリットはあります。どちらがあなたのお店に合うのかを考え、快適に過ごせる空間作りをしていきましょう。

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