なぜあなたのお店のコンパニオンが引き抜かれるのか?

コンパニオンが狙われている!?

「複数の店舗スタッフとコンパニオンが手を組んでデリヘルの独立を企て、自分たちの店舗の女性確保の為在籍の女性に声をかけ引き抜き行為を行っていた」
「在籍コンパニオンが彼氏と同じエリアでデリヘルを始め、店のコンパニオンを引き抜いた」
「他のデリヘル業者が店のノウハウを盗み、さらにはコンパニオンの引き抜きを目的としてスタッフ求人に応募してきた」
「ドライバーが自分でデリヘルをやってるらしく送迎中にそのドライバーの店の引き抜き行為や撮影をしていた」
「在籍しているコンパニオンが自分でもお店を始め、しばらくはどうらにも出勤する形をとりお店のイソジンやグリンスなどを盗んでいた。2時間ほど理由をつけて抜け出し、自分のお店の客をとっていた」

 以上は実際にデリヘル店で発生した「引き抜き」被害です。どこのお店もコンパニオン求人に頭を悩ませています。求人広告に費用をかけても定期的にコンパニオンになる女性たちが入店してくるわけではありません。そんな中、自店のコンパニオンが引き抜かれてしまえば大打撃です。

 あるデリヘル店では以前、指名ランキング上位のコンパニオンが一気に引き抜かれ、なんと売上が4割以上減少。また少数精鋭でなんとかしのいでいたあるデリヘル店では数名引き抜かれたことで店が立ち行かななくなり翌月には閉店を余儀なくされました。

 悪質な引き抜き行為は後を絶ちません。しかし被害を受けるお店側には問題はないのでしょうか。

ある日引き抜きが発覚!

 大阪市にある某ホテヘル店のY店長も引き抜きの被害にあった一人です。ある日姉妹店から一人のコンパニオンA子を紹介されました。A子は姉妹店では上位にランクされる人気のコンパニオンだとのことで、Y店長も二つ返事で採用を決定。当初は出勤も安定していてお客様からの評判も良くリピート率も上々で、本当に良い女性を紹介してくれたと喜んでいました。

 2カ月ほど過ぎたころ、次第にA子の出勤が少なくなってきました。コンパニオンは基本的には自由出勤ですから、出勤が不安定になったりするのは、何も珍しいことではありません。Y店長もさほど気にしていなかったのですが、そのうち全く出勤しなくなってしまいました。そればかりか少しづつお店全体の出勤数も減少していることがわかってきました。ある日一人のコンパニオンが神妙な表情でY店長のもとへやってきました。

 「A子が近所でデリヘルを始めたらしい。○○ちゃんも△△ちゃんもそっちに出勤してる。」

 A子は自らオーナーとなり同じエリアにデリヘル店を開業させていたのです。A子の経営するデリヘル店のHPを見ながら「この子もこの子も…」と指さされたコンパニオンの写真を見ると、表情には「ぼかし」がかけられているためにはっきりとはわからないものの、自店コンパニオンの面影が。確認すると上位にランキングされる女の子ばかり5名が引き抜かれていました。Y店長にA子の情報を提供してくれたコンパニオンも最近誘われたとのこと。Y店長は慌てて在籍している他のコンパニオンたちにも話を聞いてみました。すると他にも数名「私も誘われた」と告白したそうです。中には1ヶ月以上前に声をかけられたコンパニオンもいました。

 誘われたというコンパニオン達の話を総合すると、A子は移籍して以来デリヘル店を自分で経営する準備をすすめていた。そして仕事しながらこれと見込んだコンパニオンに声をかけ、ときには個人的に悩み相談にのってあげることで、彼女たちから一目置かれる存在になっていたのです。Y氏にとっては店長を任され順調に売り上げを伸ばしていた矢先の出来事。結果、翌月売り上げは一気に4割減少しました。

引き抜きかれたあなたにも問題がある!

 経験のある方はわかるかもしれませんが、これほど多数の引き抜きが発覚すると腹が立つというより頭が真っ白になります。人気のコンパニオンが一気にいなくなったわけですから。引き抜かれたコンパニオンたちはA子の経営するデリヘルの方が稼げると考えたのでしょう。はっきり言うと、Y店長は彼女たちから信頼してもらえなかったのです。Y店長が全部悪いのです。

 性風俗で働く女性同士は比較的同じような悩みを共有しています。Y店長はそんな彼女たちをほったらかしにしていたのでしょう。嫌な言い方をすると店長とコンパニオンの間にできていた隙間をA子に付け込まれたのです。Y店長は仕事をつけて稼がしてればそれで良い。人気のあるコンパニオンに対しても、お客さんはお店についていて自分らが稼がしてやっていると思っていたのです。実際は逆でした。彼女らがいなくなれば、売上は大きく落ち込みました。お店がコンパニオンに稼がせてもらっていたのです。

コンパニオンとの信頼関係が築けているか?

 このケースでもそうですが、このような引き抜き行為はほとんどの場合コンパニオンからの情報提供で発覚します。もし最初に引き抜きの勧誘にあったコンパニオンが情報提供してくれれば被害は最小限で済んでしました。コンパニオンが情報提供してくれるようになるためには、お店との間に信頼関係があることが必要になります。

 関係の密度が重要です。コンパニオンから悩みの相談を受けて、面倒な事には関わりたくないと考えるならある程度は覚悟しなければいけません。見て見ぬふりをしていたり、ほったらかしにしている場合は引き抜かれるリスクが高まると考えておくべきです。引き抜き行為が発覚しても気付いた時には時すでに遅し。その後できることはほとんどありません。怒りに任せて引き抜き行為をした人物を捕まえても、対応を間違えれば監禁や恐喝で逆にあなたが罪に問われるかもしれません。

 引き抜きにはいくつか予防策があります。コンパニオンの待機部屋を集団待機ではなく個室待機にすることができれば、女性同士の横のつながりを結ばせないための有効な手段になるかもしれません。またお店の従業員が引き抜きをすることを想定して、採用時に競業避止義務を記載した誓約書や就業規則の説明を行うことも必ずやっておくべきでしょう。しかしこの問題の本質はスタッフとコンパニオンとのコミュニケーション不足に尽きると思います。

 今回のケースでもそうですが引き抜き行為が発覚するのは、誘われたコンパニオンからの報告でした。店に不利益になるようなことは、コンパニオンからすぐ報告してもらえる関係をつくっておくこと、それを日頃から考えて彼女たちをマネジメントすることが一番大切なのです。

✅信頼関係を築くためのチェックポイント!
・コンパニオンは希望する金額をあなたのお店で稼げているでしょうか。
・稼ぐための適切なアドバイスができますか。
・コンパニオンと仕事以外の話をすることがありますか。
・コンパニオンに何か悩み事が出来た時の相談先がお店になっていますか。
・何かプライベートでトラブルが発生したときの逃げる場所をお店が用意ないしは誘導してあげられますか。
・スタッフ・コンパニオン共に(家族や知人に風俗の仕事していることを大きな声で話すことはできない)という、同じ境遇にあるという意識の共有ができていますか。

人気セミナー情報

行政書士は見た!間違いだらけのメンズエステ経営

シェアする