風俗スカウト事件 違法スカウトを利用したお店はどうなるのか?

性風俗店スカウト、代表に懲役3年求刑「責任極めて重い」

 京都の大学生らで構成するスカウトグループが女性に高額の借金を負わせ、性風俗店への紹介を繰り返したとされる事件で、職業安定法違反の罪に問われたグループ代表の男(24)の論告求刑公判が26日、京都地裁であった。検察側は「女性の人生を狂わせかねない危険な犯行」として懲役3年を求刑し、結審した。判決は5月29日。

 起訴状によると、スカウト役の同志社大生らと共謀して2017年3月~18年3月、京都市内の20代の女性ら計4人を大津市などの性風俗店に紹介し、雇い入れさせた、としている。

 男は動機について「学生に経験できないことを経験させ、起業や就職の際に生かしてほしかった」と述べた。これまでに延べ数百人の女性を性風俗店に紹介したといい、「当時は自分の周りの人たちだけでも幸せにしたいという考えだった」と語った。

 検察側は論告で「組織で果たした役割は重要で、責任を極めて重い」と指摘。一方、弁護側は執行猶予付き判決を求めた。

 スカウトの悪質さが明るみになったこの事件ですが、被告の大学生2名は職業安定法違反(有害業務の紹介)の罪に問われています。過去の判例にもある通り性風俗というのは有害業務とされています。性風俗店で働かせるために、斡旋したり、勧誘したりする行為は全て違法です。

 スカウトについては違法であるという事がこのニュースからもわかりますが、彼らを利用した店側はどうなるのでしょうか?例えば東京都の場合いわゆる「ぼったくり防止条例(正式には「性風俗営業等に係る不当な勧誘、料金の取立て等及び性関連禁止営業への場所の提供の規制に関する条例」)があり、そこでは明確に不法に勧誘された者を性風俗店で働かせることを禁じています。

(不当な客引行為等を用いた営業の禁止)
第二条の七
2 性風俗営業等を営む者は、当該性風俗営業等に係る役務への従事について迷惑防止条例第七条第一項第五号又は第七号の規定に違反する勧誘をした者その他の者から紹介を受けて、当該勧誘を受けた者を当該性風俗営業等に係る役務に従事させてはならない。

 また過去にスカウトを使用していたデリヘル店のスタッフが逮捕された案件では職業安定法違反(有害業務への勧誘)という容疑でした。違法なスカウトを利用していることが発覚した場合、スタッフとスカウトが共謀しデリヘルに勧誘したことが疑われる可能性が高いといえるでしょう。

「スカウトと共謀した店舗スタッフが職業安定法違反(有害業務への募集)で逮捕!?(前編)」

「スカウトと共謀した店舗スタッフが職業安定法違反(有害業務への募集)で逮捕!?(後編)」

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