各地で拡がる「暴力団排除」の動き 兵庫では改正条例が初適用

県警、長岡駅前を特別強化区域に 暴力団排除条例改正案

 新潟県警は1日までに、風営法が定める飲食店などの特定営業者が暴力団員を用心棒とすることなどを禁止する「特別強化区域」に、新たに長岡市を指定する方針を明らかにした。県暴力団排除条例を改正し、2020年3月施行を目指す。改正案のパブリックコメント(意見公募)を始め、30日まで意見を受け付ける。  指定されるエリアはJR長岡駅前地区の大手通1~2、城内町1~3、殿町1~3など。県警組織犯罪対策2課によると、特別強化区域は現在、新潟市中央区のJR新潟駅周辺と古町地区だけだが、長岡市で1月に暴力団員がみかじめ料を要求する恐喝未遂事件が発生したことを受けて指定する。  改正案では他にも、特定営業者が自首した場合に刑を減軽または免除する規定を追加する。慣習として仕方なく支払いに応じたものの、暴力団との関係を断ち切りたいと考えている業者に対する救済措置としている。  改正案の概要や意見提出用紙は警察署や県警ホームページ上で閲覧、取得できる。意見公募は氏名、住所、電話番号を明記し、県警組織犯罪対策2課暴力団対策係に郵送の他、ファクスやメールでも受け付ける。問い合わせは同課、025(285)0110。

みかじめ料払い、店側の男ら書類送検 改正条例初適用

 暴力団組員にあいさつ(みかじめ)料を支払ったとして、兵庫県警が4日、県暴力団排除条例違反の疑いで、姫路市内の賭博店の元経営者の男(69)=常習賭博罪で起訴、公判中=と、元従業員の男(43)=常習賭博ほう助罪で起訴、公判中=を書類送検したことが、捜査関係者への取材で分かった。あいさつ料を受け取った暴力団側だけでなく、渡した店側にも罰則を科す改正条例が2月に施行されて以降、初適用となる。

 捜査関係者によると、2人の書類送検の容疑は、共謀して5月下旬~6月下旬ごろ、指定暴力団神戸山口組系組幹部の男(38)に、あいさつ料として現金計10万円を2回に分けて渡した疑い。2人は当時、あいさつ料の授受に罰則がある「暴力団排除特別強化地域」に指定された姫路市魚町で、違法なインターネットカジノ店を運営していた。  改正暴力団排除条例は、県内の歓楽街で得たあいさつ料を資金源とする暴力団の弱体化を図るのが狙い。姫路・魚町▽神戸・三宮▽神戸・福原▽尼崎・神田新道-の計4地区の歓楽街を「-排除特別強化地域」に指定し、同地域内であいさつ料の授受が確認されれば、暴力団側と店側の双方の摘発が可能となった。  あいさつ料を巡っては、県警が2017年に神戸・三宮の歓楽街にある飲食店に一斉聞き取り調査を実施し、約10年間に2億円以上が暴力団側に支払われた疑いが浮上。県警は姫路の歓楽街でも授受が行われているとみて調べていた。

 先日東京都の「暴力団排除条例」が改正された記事を配信させていただき、「みかじめ料」に関して、これまで暴力団のみが取り締まりの対象となっていたが、これからは支払った業者側もあわせて罰せられるとお伝えしました。そんな中、新潟では長岡駅前が「暴力団排除条例」の改正後「特別強化区域」に指定されることになりました。追随する自治体が今後も増えていくと思います。特徴的なのは「特定営業者」が自首した場合に刑を減軽または免除する規定を追加されることになったこと。やむを得ず支払っていた業者が今後どのような対応をしていくことになるのか注目です。

 また既に同様の「条例」が制定されていた兵庫県では初めて改正条例が適用され、みかじめ料を暴力団に支払っていた元経営者の男が逮捕されました。兵庫県では「暴力団排除特別強化地域」として姫路・魚町、神戸・三宮、神戸・福原、尼崎・神田新道が指定されています。逮捕されたのは違法カジノサイトを運営していた男ですが、取り締まりの対象となる「特定接客業者」に中には「風営法第2条第5項に規定する性風俗関連特殊営業」も含まれています。オリンピックも近づいてきていますので、今後も取り締まりは強化されていくことが予想されます。頭を悩まされている方はとりあえず各地の「暴力追放運動推進センター」へ相談すようにしましょう。

改正案は2020年3月の施行を目指す。

人気セミナー情報

「月刊フーゾク経営アカデミー vol.1~私はコレでデリヘル氷河期を生きヌキました~」トークイベント開催!

シェアする