性感染症検査クリニックが見る。最前線の性病事情③~デリヘル店の性感染症予防について~

 池袋駅前ライフクリニック様ご協力のもと、最前線の性病事情を紹介しています。第3回となる今回は、デリヘル店舗で行っている性病対策について。

 現在のデリヘルが行っている性病対策は医療関係者にはどのように目には映っているのでしょうか。

医療関係者は「イソジン」「グリンス」神話をどう見るのか

 デリヘルにおける「性病対策」と言ったら、「イソジン」と「グリンス」ですよね。

 この2つは本当に性感染症予防に繋がっているのか……を、池袋駅前ライフクリニック様に聞いてみました。
 
■「イソジン」と「グリンス」は本当に性感染症予防に繋がっているのでしょうか。
イソジンもグリスも、雑菌レベルの殺菌作用は期待できますが、いわゆる【性感染症の予防効果】という部分では意味がありません。よく、『男性器にグリンスをかけた時に、しみて痛がったりしたら【性病持ち】』という話は聞きますが、クラミジアや淋病、コンジローマ等は一切痛くも痒くもありません。ヘルペス発症時は痛いと思いますが、その程度です
■そうだったんですね。では、デリヘル店舗ができる予防方法はありますか?
デリヘルで働く人が予防できる感染症は、ワクチンのある【B型肝炎(B型肝炎ワクチン)】【コンジローマ、子宮頸がん(HPV4価ワクチン)】くらいです
■なるほど。ワクチンがないものについては、その他の性感染症に関しては定期的な検査と継続した治療を経て【再発予防】に努めるのが一番ということですね。「イソジン」と「グリンス」と似ているのですが、少し前に「性病予防ローション」が発売されました。これを使うことは性病対策の一環になりますか?
まさに、イソジンとグリンスと同じです。性病予防ローションの成分である【次亜塩素酸】も雑菌レベルの殺菌作用は期待できますが、性感染症の予防効果はありません

 「イソジン」も「グリンス」も雑菌レベルの殺菌作用はあるため、コンパニオンさんに持たせることは一概に無意味ということではありません。口臭や体臭など、雑菌からくる臭い対策には効果があるとされています。

“とりあえず持たせておけばOK”からの卒業

 「イソジン」と「グリンス」は医療的観点から、性感染症予防には期待できないということでした。“とりあえず持たせておけばOK”という考え方は変えていきましょう。

 しかし、清潔を保つことは風邪予防の「手洗い・うがい」と同じく性感染症予防にも必須です。「イソジン」と「グリンス」には殺菌作用があるので、直接的な性感染症予防には繋がりませんが使用を継続していくことをおすすめします。
「イソジン」と「グリンス」以外で、お客様に対し店舗側からできる性感染症予防策は、やはり「定期的な検査」と性感染症に関する「正しい知識」の提示です。いくらコンパニオンさんたちが定期的に検査と治療を行っても、お客様が検査も治療もしないのであれば、防ぎようがなくなってしまいますよね。

 さまざまなコンセプトのデリヘルが増えていく中、万全に遊べる店舗が選ばれ生き残る時代が、近い将来やってくるのではないでしょうか。

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