性感染症検査クリニックが見る。最前線の性病事情④~稼ぐためには健康であること~

 日刊デリヘル経営編集部の見習いです。池袋駅前ライフクリニック様にご協力いただきましたこの連載も、第4回目の今回で最終回とさせていただきます。

 AVをはじめ長く性産業の第一線で活躍し続ける夏目ミュウさんに伺ったお話しの総まとめをしていきます。

「やばいな」ってならないと検査を受けない

 夏目さんは、性産業に関わる人はもちろん、一般の人にも性感染症検査の重要性を伝えたいという想いから池袋駅前ライフクリニックを立ち上げました。

 業界内外に関わらず一般の人も検査に来ているとのことですが、「一般の人が検査にくるときは、すでに症状が出ていたり“やばいな……”という心当たりがあるときですね。ピンポン感染が防げないのは、これが理由です」と話し、検査の重要性がまだまだ伝えきれていないのが現状としてあります。
 「性病」に対し、誤った情報がAVやインターネットから入ってくるため、まだまだ誤解されていることが多いです。そのため予防のために検査に行くという感覚が薄く、虫歯と同じで「あれ?なんか痛いぞ。病院に行こう」というきっかけがなければ検査を受けることはありません。

 最前線の性病事情に触れ続けている夏目さんは「性産業が盛んな国だからこそ性産業の渦中にいる人が、性病や検査について正しい知識を発信していかないといけない」と真剣なまなざしで語り、風俗で遊ぶ男性客に性感染症検査の大切さを伝える活動を風俗店が率先して行えば、性病に対する考え方や向き合い方が少し変わっていくかもしれません。

元気な身体で働いて稼いでほしい

 性産業は「身体が資本」の商売です。ボディラインのケアと同じく「膣が元気であることも大事」と夏目さんは話します。

 「ある女の子が、“おなかが痛い”と救急搬送されたんですが、治療せずに放置していたクラミジアが子宮まで入ってしまい腹痛の原因になっていたんです」と、実際に夏目さんの身近でも、性感染症の治療せず放置した結果、このようなことが起きているとのこと。コンパニオンさんはこの救急搬送された女性と同じく、菌が子宮まで入ってしまうと妊娠・出産ができなくなってしまうことがあります。今だけでなく将来に目を向けたときのためにも【定期的な検査】【早期発見】【治療継続】をし、「膣が元気であること」を保つことが大事です。
 とはいえ、性感染症の疑いがあるお客様が来ることもしばしば……。そんな時はどうしたらいいかを夏目さんに聞くと「お客様が下着を脱いだ時に、“イボがある……性病っぽい”と思ってもそのまま帰るわけにはいかないですよね(苦笑)。サービスはコンドーム着用で行って、なるべく早く病院へ検査に行くようにしてください」とのこと。目先のお金も大事大切ですが、重症化させてしまうと働くことはできず、治療費は1日の稼ぎの何倍にもなってしまいます。「あれ?おかしいな」と感じたら店舗に連絡することはもちろん、店舗側もに病院に行く時間を作るなど、アフターケア方法を考えておくと良いでしょう。

 AVや風俗など性産業に女性と多く関わってきた夏目さんは「元気な身体でどんどん稼いでほしいですね」と性感染症検査は、性病を見つけて働けなくするものではなく、元気に働き続けるために必要なことと笑顔でエールを送ってくれました。

 デリヘルと性感染症は切っても切り離せない存在です。性感染症の検査は、治療に入ることを前提として「1~2ヵ月に1回」を目安に行うのがおすすめです。ただ、膣に関わるものは妊娠・出産にも影響が出るので検査キットだけでなく病院へ検査に行くとより安心です。検査の内容などについては池袋駅前ライフクリニックのホームページをご確認ください。

▼取材協力▼
池袋駅前ライフクリニック性感染症(STD)専門クリニック外来 池袋駅前ライフクリニック
2018年5月開業。より正確な検査を行うために医療従事者での採取を行っている性感染症(STD)専門クリニック外来。検査だけでなく緊急避妊薬、膣洗浄、医療的相談などにも対応し、ネットプリントで検査結果を受け取ることもでき、手軽に性感染症検査が受けられるのが魅力的なクリニック。
池袋駅前ライフクリニック:https://www.ikebukuro-life-clinic.com/

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